レポート

IMQA MPMレポートは、アプリバージョン別に測定された性能指標に対するレポートを提供します。各性能指標別の性能状況とボトルネック現象を要約して日別に確認でき、PDF、CSV形式で保存したり、印刷することができます。

1. 概要

IMQA MPMレポートは、以下のとおりに構成されています。

❶ 照会日/アプリバージョン ❷ レポート ❸ ダウンロード/プリント

2. 照会日/アプリバージョン

照会したい日付、アプリバージョンを選択でき、選択した基準でレポートを照会することができます。

① 照会したい照会日を選択してください。基本設定は「今日の日付」で設定されており、最大30日まで選択することができます。

② 照会したいアプリバージョンを選択してください。

③ [APPLY]をクリックすると、選択した基準でレポートを照会することができます。

3. 性能レポート

レポートは、性能とボトルネック現象レポートで構成されています。性能レポートは、各性能指標区間ごとに1日ユーザーデータの分布を%で確認することができます。ウェブ/ハイブリッドアプリには、「ウェブビュー画面ローディング時間」が追加で表示されます。

❶ 性能指標 性能指標の名前と集計されたデータ数が表示されます。

❷ 性能区間 各性能指標が9つの区間に分けて表示されます。グレーの区間は性能安定区間で、グレー以外の色の区間は危険な区間を表します。

❸ 区間別比率 集計されたデータの区間別比率がで表示されます。

性能指標別ユーザー分布を通して、何%のユーザーがどの程度の性能問題を抱えているのかを把握することができます。基準値区間にほとんどのユーザーが分布している場合は、アプリを円滑に使用できていると判断でき、広く分布されている場合は、アプリが様々なユーザー環境に最適化されていないことを表します。アプリの目標性能を設定するための改善指標としてご活用ください。

4. ボトルネック現象レポート

ボトルネック現象レポートでは、アプリの性能低下の原因を詳細に確認することができます。各性能指標別の下位5%の画面、ユーザー環境、性能低下が発生したスタック情報が表示されます。ウェブ/ハイブリッドアプリには、ウェブビュー関連セクションが追加で表示されます。

性能指標別下位5%

ネイティブ画面ローディング時間、CPU使用量、メモリ使用量の下位5%画面とユーザー環境を確認することができます。

❶ 性能指標 性能指標の名前と下位5%区間の値が表示されます。

❷ 画面 性能下位5%の画面5つとその他の比率が%で表示されます。

❸ OSバージョン 性能下位5%のOSバージョン4つとその他の比率が%で表示されます。

❹ デバイス 性能下位5%のデバイス4つとその他の比率が%で表示されます。

❺ 位置/通信会社 性能下位5%の位置/通信会社4つとその他の比率が%で表示されます。

性能指標別下位5%を通して、性能が低下した画面、性能低下を経験したユーザー環境と比率を確認することができます。様々な環境で利用しているユーザーのための断片化改善指標としてご活用ください。

レスポンスタイム下位20 URL

1日ユーザーデータのうち最もレスポンスタイムが遅かったURL20個が表示されます。基本的に下位5%レスポンスタイムが高い順で整列され、リクエスト情報、下位5%と平均値を確認することができます。

❶ ヘッダ(整列) 基本的に下位5%のレスポンスタイムが高い順に整列され、ステータス、平均、P95(下位5%)で並べ替えることもできます。

❷ レスポンスタイム下位20 URLの項目 リクエスト情報、下位5%と平均値が表示されます。

  • メソッド: HTTPメソッドが表示されます。

  • ホスト: ホスト情報が表示されます。

  • 位置/通信会社: リクエストを送ったユーザーの位置/通信会社情報が表示されます。

  • 状態: レスポンスコードが表示されます。

  • ルート: リクエストされたURLが表示されます。

  • 平均: リクエストされたURLの全体レスポンスタイムが平均で算出されます。

  • P95: リクエストされたURLの下位5%レスポンスタイムが平均で算出されます。

レスポンスタイム下位20 URLを通して、性能低下が発生したURL、性能低下を経験したユーザー環境を確認することができます。特定のURLリクエストのエラーコードとレスポンスコードを確認して、性能改善指標としてご活用ください。

ウェブビュー画面ローディング時間の下位20

1日ユーザーデータのうち最も画面ローディング時間が遅かったウェブページ20個が表示されます。基本的に下位5%の画面ローディング時間が高い順に整列され、画面情報、下位5%と平均値を確認することができます。

❶ ヘッダ(整列) 基本的に下位5%の画面ローディング時間が高い順に整列され、画面、ページ、平均P95(下位5%)で並べ替えることもできます。

❷ ウェブビュー画面ローディング時間の下位20項目 ページ情報、下位5%と平均値が表示されます。

  • 画面: ウェブページが属するネイティブ画面の名前が表示されます。

  • ページ: ウェブページのPathが表示されます。

  • 平均: 当該ウェブページの全体画面ローディング時間が平均で算出されます。

  • P95: 当該ウェブページの下位5%の画面ローディング時間が平均で算出されます。

ウェブビュー画面ローディング時間の下位20を通して、性能低下が発生したウェブページ、性能低下を経験したユーザー環境を確認することができます。特定のウェブページの画面ローディング時間を確認して、性能改善指標としてご活用ください。

5. ダウンロード/プリント

レポートをPDF、CSV形式で保存したり、印刷することができます。

① [PDF Download]をクリックすると、「[IMQA_REPORT]プロジェクト名_Ver.アプリバージョン_照会日.pdf」ファイルが「Download」フォルダに保存されます。

② [CSV Download]をクリックすると、「[IMQA_REPORT]プロジェクト名_Ver.アプリバージョン_照会日.xlsx」ファイルが「Download」フォルダに保存されます。

③ [Print]をクリックすると、レポート様式を保った「印刷プレビューダイアログ」が表示されます。

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