WCrash ユーザガイド

1. はじめる

IMQA WCrashは、Webブラウザアプリケーションで発生する異常終了トラブルに対するエラー情報を収集します。https://imqa.ioから契約していただき、プロジェクトを作成すると、Webブラウザアプリケーションをモニタリングできるようになります。

1.1. IMQA WCrash紹介

様々なユーザーのWebブラウザで発生する問題についてエラー情報をリアルタイムで収集するソリューションです。

IMQA WCrashは、韓国のモバイル専門家が作成したクラッシュレポートソリューションです。Webサイトで発生する異常終了トラブルとリアルタイムエラー情報を、IMQA WCrashを通じてモニタリングしてみてください。

1.2. 対応環境

IMQAは、以下の環境、ブラウザ、解像度で快適にご利用いただけるよう対応しております。

ブラウザ

IMQAは、SaaS型サービスを提供しております。以下のウェブブラウザ環境で快適にご利用いただけます。

最適の性能とユーザーエクスペリエンスを実現するため、Google Chromeの最新バージョンのご利用をおすすめします。

1.3. ログイン

http://imqa.ioホームページの画面右上メニューにある[今すぐはじめる]をクリックすると、新しいタブにログインページが表示されます。

Eメールアドレスとパスワードを入力して[LOG-IN]をクリックしてください。

パスワードを5回以上間違えると、アカウントがロックされます。アカウントを再び有効化するためには、「パスワード変更」手続きを通してパスワードを初期化する必要があります。

2. プロジェクトリスト

プロジェクトリストで新しいプロジェクトを登録すると、IMQAにWebブラウザアプリケーションを連携させることができます。チーム機能を利用して様々なプロジェクトをまとめて管理したり、ユーザー権限設定など全般的なプロジェクト管理を行うことができます。

2.1. 概要

IMQA WPMは、WebブラウザアプリケーションのメインURLをプロジェクトとして登録することによりサービスを利用することができます。プロジェクトリストは、以下のとおりに構成されています。

❶ 画面上部バー ❷ チームバー ❸ プロジェクトリスト ❹ リストビュー/カードビュー ❺ プロジェクト作成 ❻ プロジェクトカード

画面上部バー

❶ ロゴ クリックすると、プロジェクトリストのメインへ移動します。

会員メニュー ログインアカウントの会員メニューが表示されます。

  • インストールガイドInstallation Guide: IMQAのインストールガイドを確認できます。クリックすると、ブラウザの新しいタブに表示されます。

  • ユーザー設定Settings: ユーザー名とパスワードを変更することができます。ブラウザのタイムゾーンを変更すると、IMQA分析情報の表示基準時間を変更することができます。

ログインしたユーザーがタイムゾーンを自動的に設定することができない環境にいる場合、IMQAの時間情報が正しく表示されないことがあります。ブラウザのタイムゾーンを利用して、接続している地域のGMT標準時間に合わせて手動で設定することができます。

  • 言語設定Language Setting: IMQAの表示言語を韓国語、英語、日本語に変更できます。

  • ログアウトLogout: アカウントをログアウトします。

プロジェクトリスト

❶ リストビュー/カードビュー プロジェクトカードの表示方式を変更することができます。基本はリストビューで表示されます。

  • リストビューList View: プロジェクトがリストとして表示されます。並び順を変更したり、プロジェクトの要約指標を確認することができます。

  • カードビューCard View: 管理中のプロジェクトが多い場合、プロジェクトを素早く見つけることができます。

❷ プロジェクト作成 現在の位置にプロジェクトを作成します。

設定 *チームにのみ表示 [設定] アイコンをクリックすると、チーム管理メニューが表示されます。

ヘッダ(整列) *リストビューにのみ表示 基本はプロジェクト名順に整列され、プラットフォーム、パッケージ名順で並べ替えることもできます。

2.2. チーム

❶ チーム作成 ❷ チームタブ ❸ チーム管理

チーム作成

任意のチーム名を入力してから[SUBMIT]または[提出]ボタンを押すとチームが作成されます。

チームタブ

所属中のすべてのチームを確認でき、チームを選択すると、以下のようにチームに関する設定ページが表示されます。

チーム名を修正したり、チームメンバーをEメールアドレスを利用して招待することができます。

Eメールアドレス追加は、IMQAに会員登録されているユーザーのみを追加できます。

チーム管理

チーム名の修正とチーム削除を行うことができます。チーム削除は、チームだけが削除され、所属中のプロジェクトは削除されませんので、ご安心ください。

2.3. プロジェクト作成

ログイン後にプロジェクト登録を通してIMQAにWebブラウザアプリケーションを連携させることができます。

プロジェクトリスト右上の[+]アイコンをクリックすると、プロジェクトを作成できるポップアップが表示されます。

① IMQA WPMサービスとチームを選択し、プロジェクト名、メインドメインURLを入力します。

  • プロトコル:WebサイトのメインURLのプロトコルを選択します。httpまたはhttpsを選択できます。

  • メインドメイン:プロトコルを除くWebサイトのメインドメインを入力してください。(例: imqa.io)

プロジェクト作成後は変更できませんので、ご確認の上、入力してください。URLを間違って入力したために変更が必要な場合は、プロジェクトを削除して再度作成してください。

② 情報作成が完了したら、[プロジェクト作成]をクリックしてください。

③ プロジェクトキーが含まれたインストール用のコードが発行されました。インストール用のコードを WebページのHTML <head> タグに貼り付けてください。インストールガイドを参考にして、収集オプションをインストール用のコードの下に挿入することも可能です。

インストール用のコードをWebブラウザアプリケーションに挿入した後にWebページにアクセスし、プロジェクト一覧ページを更新してください。

クロスドメインの設定により、サブドメイン(例:m.imqa.io)別途構成されている場合やCORS(オリジン間リソース共有)へのアクセスが必要な場合、許可するオリジンを指定することができます。クロスドメインの設定に関する詳細は、’IMQA WPMユーザーガイド > 2.4. プロジェクト管理 > クロスドメイン設定’を参考にしてください。

URLパターンの設定により、URLの数字、識別子(例:流入ID、ユーザーID、検索クエリなど)の置き換え、類似したページを意味のある集計単位にグループ化することができます。URLパターンの設定に関する詳細は、’IMQA WPMユーザーガイド > 2.4.プロジェクト管理 > URLパターン設定’を参考にしてください。

プロジェクトカード

作成されたプロジェクト・カードでは、プロジェクト情報インストールおよび設定に必要な概要を確認し、サービスへ移動することができます。

❶ プラットフォームアイコン プラットフォーム情報がアイコンで表示されます。

❷ プロジェクト情報 プロジェクト名、パッケージ名/URLが表示されます。クリックすると「サービス > ダッシュボード」へ移動します。

❸ サービスアイコン MPM, Crash, WPM, WCrash サービス情報がアイコンで表示されます。クリックすると「サービス > ダッシュボード」へ移動します。

❹ プロジェクト管理 […]アイコンをクリックすると、プロジェクト管理メニューが表示されます。

要約指標の表示/非表示 [∨]アイコンをクリックすると、要約指標が表示されます。[∧]アイコンをクリックすると、要約指標が非表示になります。

WPMプロジェクトの概要 IMQA WPMのインストールおよび設定に必要な概要を表示します。インストール用のコードを再度コピーすることができ、クロスドメインの設定過程を確認することができます。

概要によりIMQA WPMのインストールからサービスの利用までの全般的な過程を把握することができます。

2.4. プロジェクト管理

[…]アイコンをクリックすると、プロジェクト管理メニューが表示されます。プロジェクト情報確認および修正・削除、クロスドメインとURLパターンを設定することができます。一部のメニューは、プロジェクト権限ユーザーにのみ表示されます。

❶ プロジェクト情報 プロジェクト情報で作成したプロジェクト情報を確認でき、プロジェクトメンバーを管理することができます。

チーム変更 *プロジェクトマネージャー以上 プロジェクトが所属するチームを変更することができます。チームメンバーとして所属中のチームにのみ変更できます。

❸ クロスドメイン設定 IMQAにおいて分析するメインドメインの他にクロスドメインを設定することができます。サブドメイン(例:m.imqa.io)別途構成されている場合やCORS(オリジン間リソース共有)へのアクセスが必要な場合、許可するオリジンを指定することができます。

❹ URLパターン設定 WebサイトのURLのパターンを探し、好きな形に置き換えてIMQAで収集することができます。URLの数字、識別子(例:流入ID、ユーザーID、検索クエリなど)の置き換え、類似したページを意味のある集計単位にグループ化することができます。

❺ プロジェクト名修正 *プロジェクトマネージャー以上 プロジェクト名を変更することができます。

❻ プロジェクト削除 *プロジェクト作成者以上 プロジェクトを削除することができます。

プロジェクトを削除すると、既存のデータはすべて削除されます。必ず削除前に確認してから、削除を実行してください。

プロジェクト情報

プロジェクト情報で作成したプロジェクト情報を確認でき、プロジェクトメンバーを管理することができます。

❶ プロジェクトメンバーのEメールアドレス プロジェクトメンバーユーザーのEメールアドレスが表示されます。プロジェクトを作成したユーザーは、最上部に表示されます。

❷ プロジェクト権限 プロジェクトの権限がアイコンで表示されます。プロジェクト閲覧と管理役割が表示されます。

  • プロジェクト作成者Owner: プロジェクトを作成した1つのユーザーアカウントに与えられ、全般的なプロジェクト管理権限が付与されます。

  • プロジェクトマネージャーManager: プロジェクトのメンバー追加と自分以外の下位権限ユーザーの削除を実行することができます。

  • プロジェクトメンバーMember: プロジェクトを閲覧することができます。

❸ プロジェクトメンバーの権限変更 *プロジェクト作成者以上 / メンバー削除 *プロジェクトマネージャー以上 ① Eメールアドレスの横にある[Ⓜ]アイコンをクリックすると、プロジェクトマネージャーとして追加することができます。 ② [Ⓜ]アイコンをもう一度クリックすると、プロジェクトマネージャーから削除されます。 ③ Eメールアドレスの横にある[-]アイコンをクリックすると、当該ユーザーはプロジェクトから削除されます。

プロジェクトメンバーの追加 *プロジェクトマネージャー以上 ① Eメールアドレスの下にある [Add Project Member]をクリックすると、現在プロジェクトメンバーではないチームメンバーと「Eメールアドレス追加」エリアが表示されます。 ② プロジェクトメンバーではないチームメンバーのEメールアドレスの横にある[+]アイコンをクリックすると、プロジェクトメンバーとして追加されます。

❺ Eメールアドレス追加 *プロジェクトマネージャー以上 Eメールアドレスを入力して[+]アイコンをクリックすると、プロジェクトメンバーとして追加されます。

Eメールアドレス追加は、IMQAに会員登録されているユーザーのみを追加できます。

クロスドメイン設定

IMQAにおいて分析するメインドメインの他にクロスドメインを設定することができます。サブドメイン(例:m.imqa.io)別途構成されている場合やCORS(オリジン間リソース共有)へのアクセスが必要な場合、許可するオリジンを指定することができます。

① IMQA WPMプロジェクトの [···] アイコンをクリックすると、プロジェクト管理メニューを表示します。

② [クロスドメイン設定]をクリックします。

③ 基本プロジェクトを作成するときに入力したメインドメインのURLが設定されており、Webサイトの構成により、サブドメインまたはオリジン間リソース共有へのアクセスを許可するオリジンを入力します。

  • 許可ドメインの設定例)

許可ドメインのURLへのアクセスを許可するドメイン一覧を指定します。(例: http://localhost:8080)

1行で区切って入力することができ、プロトコルおよびポート番号、大文字と小文字を区別し、*文字を含めることはできません。

④ 許可されたドメイン一覧を入力し、[保存]をクリックします。

⑤ 入力した許可されたドメイン一覧からデータをリアルタイムで収集するように設定されており、IMQAにおいて確認することができます。

IMQA WebAgentは基本的にユーザーのWebブラウザアプリケーションの構成において重要な単位でのみデータが収集できるようにサポートし、インストール用のコードの複製によるライセンス保護などのため、許可されたドメインでのみデータを収集します。メインドメインURLの他に、性能データを収集したいドメインがあれば、クロスドメイン設定機能により許可されたドメイン一覧を設定する必要があります。

URLパターン設定

WebサイトのURLのパターンを探し、好きな形に置き換えてIMQAで収集することができます。URLの数字、識別子(例:流入ID、ユーザーID、検索クエリなど)の置き換え、類似したページを意味のある集計単位にグループ化することができます。

IMQA WPMは基本的にユーザーが接続した原始URLデータを収集します。ユーザーがWebサイトを利用するとき、複数の識別子、検索クエリなどでURLが断片化される可能性が高いページの場合、URLパターン設定により有意義な集計/分析の単位を定義することを推奨します。

❶ URLパターン WebサイトのURLのパスまたはクエリパラメータにおいて、任意の形に置き換えるパターンを入力します。パスとクエリパラメータの単位を入力することができます。優先順位が高いURLパターンから適用され、クエリパラメータは「key=value」の形で入力する必要があります。 ① WebサイトのURLの構成により、パスまたはクエリパラメータにおいて束ねたい単位に変数{group}を含めて入力します。 ② WebサイトのURLの構成により、パスまたはクエリパラメータにおいて解きたい単位に変数{value}を含めて入力します。 ③ URLパターンを入力し、[+]アイコンをクリックします。

  • URLパターン設定例 1)

    「商品詳細ページのURLである「products」パスの後の数字を束ねて一つのページで集計/分析したいです。クエリパラメータは詳しく区別しなくても大丈夫です。」

① 特定の「パス」に適用するURLパターンを変数{group}を含めて入力します。 ② 設定時点から収集されるURLをご希望の形に置き換えてIMQAにおいて「ページ」単位で確認することができます。

  • URLパターン設定例 2) 「メインページに流入されるタイプを区別したいです。URLのクエリパラメータに付く外部からの流入ID「fbclid」、「NaPm」、「gclid」は表示し、値は詳しく区別しなくても大丈夫です。」

① 特定の「パス」と「クエリパラメータ」に適用するURLパターンを変数{group}を含めて入力します。 ② 設定時点から収集されるURLをご希望の形に置き換えてIMQAにおいて「ページ」単位で確認することができます。

  • URLパターン設定例 3)

    「ベスト商品の一覧ページから各カテゴリータイプを区別したいです。「best」パスのURLクエリパラメータに付くカテゴリーID「category_id」と値を区別し、他のクエリパラメータは詳しく区別しなくても大丈夫です。」

① 特定の「パス」と「クエリパラメータ」に適用するURLのパターンを、変数{value}を含めて入力します。 ② 設定時点から収集されるURLをご希望の形に置き換えてIMQAにおいて「ページ」単位で確認することができます。

❷ 優先順位 URLパターンを適用する順番を表示します。優先順位の高いURLパターンから適用され、順番を変更することができます。

  • 優先順位の設定例)

    「商品詳細ページのURLである「products」パスの次の数字を束ねるパターンを適用していますが、メイン~商品詳細ページに移動するタイプの内部からの流入ID「flow」と外部からの流入ID「fbclid」でアクセスする場合を追加で区別したいです。」

① 優先順位が高い「パス」に適用されるURLパターンが優先的に適用されます。 ② 特定の「パス」と「クエリパラメータ」に適用するURLパターンの優先順位を高く変更します。

③ 設定した後、「クエリパラメータ」に適用されるURLパターンが優先的に適用され、ご希望の形に置き換えられます。

❸ URLパターン プロジェクトに設定されたすべてのURLパターンを一覧で表示します。

❹ 優先順位の変更 マウスドラッグでURLパターンを適用する順を設定することができます。

❺ 削除 追加したURLパターンを削除します。削除した場合、そのURLパターン項目が削除され、その後はURLパターンが適用されません。適用するURLパターンと優先順位の設定が終わると、[保存]をクリックします。設定時点から収集されるURLをご希望の形に置き換えてIMQAにおいて「ページ」単位で確認することができます。

3. ダッシュボード

IMQA WCrashダッシュボードは、Webブラウザアプリケーションで発生したWebクラッシュ状況を把握することができます。週間ユーザー現況とクラッシュ発生数、詳細なエラー情報を確認でき、ブラウザ別エラー発生現況、特定エラー累積回数を確認するのに便利です。

3.1. 概要

IMQA WCrashダッシュボードは、以下のとおりに構成されています。

❶ 画面上部バー(共通) ❷ プロジェクト情報 ❸ 週間要約情報 ❹ 日間エラー ❺ ブラウザ別比率 ❻ エラーテーブル

画面上部バー(共通)

❶ ロゴ クリックすると、プロジェクトリストのメインへ移動します。

❷ WCrashメニュー クリックすると、各WCrashのメニューページへ移動します。

❸ WPMアイコン プロジェクト作成時にMPMサービスを作成した場合に表示され、クリックすると、同アプリの「WPM > ダッシュボード」ページへ移動します。

❹ プロジェクトナビゲーション 現在開いているプロジェクトから別のプロジェクトへ移動することができます。[ホーム]アイコンをクリックするとプロジェクトリストへ移動し、プロジェクトを変更した場合は当該アプリの「サービス > ダッシュボード」へ移動します。

❺ 会員メニュー ログインアカウントの会員メニューが表示されます。

  • IMQAガイドIMQA Guide: IMQAガイドを確認できます。クリックすると、ブラウザの新しいタブに表示されます。

  • ユーザー設定Settings: ユーザー名とパスワードを変更することができます。ブラウザのタイムゾーンを変更すると、 IMQA分析情報の表示基準時間を変更することができます。

ログインしたユーザーがタイムゾーンを自動的に設定することができない環境にいる場合、IMQAの時間情報が正しく表示されないことがあります。ブラウザのタイムゾーンを利用して、接続している地域のGMT標準時間に合わせて手動で設定することができます。

  • ログアウトLogout: アカウントをログアウトします。

3.2. プロジェクト情報

プロジェクト情報を確認できます。

3.3. 週間要約情報

Webサイトでここ1週間で発生したWebクラッシュ、利用者数、訪問数を確認できます。 これにより、Webサイトが正常に動作しているかどうかを判断できます。

  • ユーザー数: 直近の1週間のユーザー数がカウントされます。重複を除いたユニークユーザーを意味します。

  • 訪問数: 直近の1週間のWebサイトに接続した数をカウントします。ユーザーがWebサイトに接続し、開始したセッションの数を意味します。

  • ウェブクラッシュ: 直近の1週間のWebエラーログの発生数をカウントします。

빠른 파악을 위해 1,000단위를 ‘1K’로 요약 표시하며, 실제 데이터는 ‘K’로 요약 표시된 숫자에 마우스 포인터를 올리면 표시되는 툴팁으로 확인할 수 있습니다.

3.4. 日間エラー

Webサイトでこの1週間の日別エラー発生数を記録し、特定の日付のエラー発生推移と発生数を確認することができます。

  • ウェブクラッシュ発生数: 最近 1 週間の日ごとのWebエラーログ発生数をカウントします。

特定の日付にエラー発生数が急激に増加した場合、該当日の前後に変動要因があったか確認してください。

3.5. ブラウザ別比率

Webサイトで直近1週間エラー発生の割合上位6個のブラウザとエラー数を確認することができます。これにより、どのようなブラウザでエラーがたくさん発生したかを素早く把握することができます。

  • ブラウザ:エラーが発生したブラウザ名を表示します。

  • エラー数 1w: 各ブラウザのエラー発生数をカウントします。

ブラウザはWebサイトにアクセスしたとき、ユーザーのUser-Agent情報に基づいて表示します。「Chrome」 「Safari」 「Microsoft Edge」 「Firefox」 「Samsung Browser」などに区別されます。特定されていないブラウザの場合、「Unknown」で表示されることがあります。

3.6. エラーテーブル

Webサイトで直近の1週間に発生したエラーを確認することができます。現在の状態、累積発生数、クラッシュ名、最終発生日時が表示されます。これを通して、発生したエラーを速やかに把握することができ、「エラー別詳細ページ」へ移動することができます。

❶ ヘッダ(整列) 基本は最近発生したエラー順に整列され、状態、累積回数、発生日時で並べ替えることもできます。

❷ エラー Webサイトで直近の1週間に発生したエラーが表示されます。[エラー項目]をクリックすると、「エラー詳細」ページへ移動します。

  • 状態: 「新規」「処理」「完了」「処理済」と表示され、「エラー詳細」ページで変更することができます。

  • 累積: 当該エラーの発生累積回数がカウントされます。

  • エラー名:エラータイプ、ユーザー定義のエラーメッセージ、コードの行番号を表示します。一覧の上段のエラー3つを赤で表示します。

  • 発生日時: 当該エラーの最終発生日時が表示されます。

詳細なWebエラー分析のために、エラーメッセージを指定し、ユーザー定義のエラーを収集することができます。ユーザー定義のエラーメッセージの指定に関する詳細は、’IMQA WPM/WCrashインストールガイド > [WCrash] Custom Web Crash 発生 > ユーザー定義エラーメッセージ指定’を参考にしてください。

4. エラー詳細

IMQA WCrashのエラー詳細は、特定のエラーがどのページURLでどのくらい発生し、どのユーザー環境で主に発生するかを分析することができます。コールスタックとエラー発生ルートなどを確認でき、管理者はそのエラーにタグをつけたり、処理過程を記録・確認することができます。

4.1. 概要

「ダッシュボード」または「エラー検索」で特定のエラーをクリックすると移動でき、IMQA WCrashエラー詳細は、以下のとおりに構成されています。

❶ エラー情報 ❷ 日別エラー発生数 ❸ ユーザーの環境 ❹ タグ ❺ コールスタック

4.2. エラー情報

エラー情報と累積回数を確認し、管理者が処理過程を記録、確認することができます。

❶ エラー情報 エラー名、クラス名、エラーが発生したコードラインナンバーが表示されます。

  • エラーインスタンス: 当該エラーのキャッチされたエラーインスタンス名を表示します。

  • ユーザー定義のエラーメッセージ:特定のエラータイプのエラーが作成されるとき、ユーザーが指定したメッセージを表示します。

  • ページ:当該エラーが発生したページのURLを表示します。

  • コードの行番号:当該エラーの行番号を確認することができます。

詳細なWebエラー分析のために、エラーメッセージを指定し、ユーザー定義のエラーを収集することができます。ユーザー定義のエラーメッセージの指定に関する詳細は、’IMQA WPM/WCrashインストールガイド > [WCrash] Custom Web Crash 発生 > ユーザー定義エラーメッセージ指定’を参考にしてください。

❷ 状態 担当者は、確認後にエラーの処理状態を変更することができます。クリックすると、状態を変更できるオプションが表示されます。状態変更基準は特に定められていないため、管理者の判断によって以下のように設定することができます。

  • 新規: 新たに発生したエラーの場合

  • 処理: 担当者が原因を把握して処理中の場合

  • 完了: 担当者が処理業務を完了した場合

  • 閉じる: 管理者が確認し、当該エラーの処理業務を完了した場合

状態変更を行ったエラーは、同じエラーが発生した場合でも状態が維持されます。

❸ 累積 当該エラーの発生総累積回数が表示されます。

4.3. 日別エラー発生数

直近1週間における該当エラーの1日あたりのエラー発生数を記録し、特定の日付のエラー発生の推移と発生数を確認することができます。

  • エラー発生数: 直近1週間における1日あたりのエラー発生数をカウントします。

Y軸は、エラー発生数を表します。当該エラーを処理した後、再発生したのか容易に把握することができます。また、特定の日付にエラー発生数が急激に増加した場合、該当日の前後に変動要因があったか確認してください。

4.4. ユーザーの環境

直近の1週間に当該エラーがどのようなユーザー環境で多く発生したのかが表示されます。

  • デバイス: 当該エラーが発生したユーザーのデバイスが表示されます。ユーザーが接続したOSにより、「Desktop」と「Mobile」に分類して表示されます。

  • OS: 当該エラーが発生したユーザーのOSが表示されます。

  • ブラウザ/バージョン: 当該エラーが発生したユーザーのブラウザとバージョンを表示します。ユーザーのブラウザとバージョンを表示します。

ユーザー情報はWebサイトにアクセスしたとき、ユーザーのUser-Agent情報に基づいて表示します。IMQA WPMは、ユーザーが主に使用するOSとブラウザに大別されます。 OSの場合、「Windows」 「macOS」 「Android」 「iOS」 「Linux」などに区別されます。 ブラウザの場合、「Chrome」 「Safari」 「Microsoft Edge」 「Firefox」 「Samsung Browser」などに区別されます。特定されていないOSやブラウザの場合、「Unknown」で表示されることがあります。

4.5. タグ

当該エラーに対する追加情報を、タグで自由に管理することができます。

① タグに希望するタグ名を入力して、[+]アイコンをクリックしてください。

② 画面下の空きスペースに登録したタグが表示されます。[X]アイコンをクリックすると削除できます。

登録したタグは、「エラー検索」ページで検索ワードとして活用することができます。ターゲットとなるユーザー環境でタグを管理したり、発生状況、高いリソース使用量の記録などに活用してみてください。1つのエラーには、同じ名前のタグを登録することはできません。

4.6. コールスタック

クラッシュが発生したスタック情報を確認することができます。個別ユーザーの詳細情報と移動ルートを分析することができます。

❶ クラッシュ発生スタック クラッシュスタック情報のうち上位スタックラインが表示されます。

❷ スタック情報 エラー発生のスタック情報を確認することができます。これによりエラーの原因と発生位置を確認することができます。

❸ 原本ダウンロード スタックに関する情報を「txt」ファイル形式でダウンロードしてメンバーと共有することができます。[原本ダウンロード]をクリックすると、’Crash_stacktrace.txt’ファイルが ’Download’ フォルダに保存されます。

5. エラー検索

IMQA WCrashエラー検索は、選択した期間中に発生したエラーを検索することができます。状態、ユーザーの環境、タグなどで検索することができ、当該エラーの詳細ページへ素早く移動することができます。

5.1. 概要

IMQA WCrashエラー検索は、以下のとおりに構成されています。

❶ フィルター ❷ エラーテーブル

5.2. フィルター

日付、状態、デバイス、OS、ブラウザ、タグでエラー テーブルに表示されるエラーをフィルタリングできます。

❶ 日付 基本設定は「7 days」で、最大30日まで発生したエラーをフィルタリングできます。バーの上にマウスをドラッグすると、最大日付に変更することができます。

❷ 状態 基本設定は「すべて」で、「エラー詳細」ページで設定した状態でフィルタリングすることができます。

❸ デバイス 基本設定は「すべて」で、「Desktop」または「Mobile」でフィルタリングすることができます。

❹ OS 基本設定は「すべて」で、エラーが最も多く発生したOS4つとその他でフィルタリングすることができます。

❺ ブラウザ 基本設定は「すべて」で、エラーが最も多く発生したブラウザ4つとその他でフィルタリングすることができます。

❺ タグ

基本設定は「すべて」で、選択をクリックすると、「エラー詳細」ページで設定したすべてのタグリストから選択してフィルタリングすることができます。特定のタグを選択すると、フィルター条件として追加されます。[X]アイコンをクリックすると削除できます。

5.3. エラーテーブル

フィルターで選択した条件でエラーを確認することができます。現在の状態、累積発生数、クラッシュ名、タグと最終発生日時が表示されます。これを通じてエラーを素早く把握でき、「エラー別詳細ページ」へ移動することができます。

❶ ヘッダ(整列) 基本は最近発生したエラー順に整列され、状態、累積回数、発生日時で並べ替えることもできます。

❷ エラー フィルターで選択した条件でエラーが表示されます。[エラー項目]をクリックすると、「エラー詳細」ページへ移動します。

  • 状態: [エラー詳細] ページで設定した状態を表示します。

  • 累積: 当該エラーの発生累積回数がカウントされます。

  • エラー名:エラータイプ、ユーザー定義のエラーメッセージを表示します。

  • タグ:[エラー詳細] ページで設定したタグを表示します。

  • 発生日時: 当該エラーの最終発生日時が表示されます。

6. 統計

IMQA WCrash統計には、測定されたエラーを基に様々な統計指標が表示されます。どんなエラーがどれくらい発生し、どのようなユーザー環境で主に発生するのかを分析することができます。また、クラス、ブラウザ、ページを基準にして分析することもできます。

6.1. 概要

IMQA WCrash統計は、以下のとおりに構成されています。

❶ 日別エラー発生状況 ❷ デバイス/OS/ブラウザ-バージョン別比率 ❸ デバイス-ブラウザ別エラー発生数 ❹ エラー比率上位10クラス(エラータイプ) ❺ エラー上位10ブラウザ ❻ エラー比率上位10ページ

6.2. 日別エラー発生状況

直近の15日間における日別エラー発生数が記録され、特定の日のエラー発生推移と発生数を確認することができます。

  • ウェブクラッシュ発生数: 直近の15日間の日ごとのWebエラーログ発生数をカウントします。

特定の日付にエラー発生数が急激に増加した場合、該当日の前後に変動要因があったか確認してください。また、その日付の利用者数と訪問数を一緒に把握すると、どのような原因でエラーが多く発生したのか指標解析に役立ちます。

6.3. デバイス/OS/ブラウザ-バージョン別比率

直近の15日間に発生したエラーのデバイス、OS、ブラウザ-バージョン別比率を確認することができます。(保存期間は、顧客会社によって異なります。)

6.4. デバイス-ブラウザ別エラー発生数

直近の15日間に発生したエラーのデバイスごとのブラウザの比率を、累積棒グラフを通じて特定のデバイスで発生するエラー発生数とブラウザの最適化程度を把握することができます。(保存期間は、顧客会社によって異なります。)

累積棒グラフにより特定のデバイスを基準とした時の総エラー発生数と様々なブラウザの比率を把握することができます。'Desktop' または 'Mobile' バーにマウスポインターを上げると、ツールチップが表示されます。

  • 総エラー発生数: 特定のブラウザにおいて発生したエラー数がカウントされます。

表示されたツールチップを通して、各ブラウザ別エラー発生数を確認することができます。

  • ブラウザ別エラー発生数: 各ブラウザで発生したエラー数がカウントされます。

デバイスごとのブラウザ比率の指標から、以下のようなことを解析することができます。

1. どのブラウザでエラーが多く発生したかが分かります。

2. どのデバイスでエラーが多く発生したかが分かります。

3. デバイスを基準に、どのデバイスでエラーが多く発生したかが分かります。

例えば、DesktopではChromeブラウザで多くのエラーが発生しましたが、MobileではSafariブラウザのエラー比率が高かった場合、実際のユーザー接続デバイス別ブラウザ最適化優先順位を調整することができます。

6.5. エラー比率上位10クラス(エラータイプ)

直近の15日間にエラー発生比率上位10クラス(エラータイプ)で発生したエラーの比率を確認することができます。(保存期間は、顧客会社によって異なります。)

  • エラー発生比率: 各クラス(エラータイプ)で発生したエラー発生比率が表示されます。

どのクラスでエラーが多く発生したのかを判断できます。

6.6. エラー上位10ブラウザ

直近の15日間にエラー発生率上位10個のブラウザで発生したエラー発生数を確認することができます。(保存期間は、顧客会社によって異なります。)

  • エラー発生数: 各ブラウザで発生したエラー発生数がカウントされます。

どのデバイスでエラーが多く発生したのかを判断できます。 これによりブラウザの最適化における優先順位を設定することができます。「Unknown」はブラウザ情報が特定されていないことを意味します。ユーザーが多く利用しないブラウザまたは新規のブラウザなどがあります。

6.7. エラー比率上位10ページ

直近の15日間にエラー発生率上位10個のページで発生したエラー発生数を確認することができます。(保存期間は、顧客会社によって異なります。)

  • エラー発生数: 各ページで発生したエラー発生数がカウントされます。

どのページでエラーが多く発生したのかを判断できます。 ビジネス上重要なページであれば、迅速な改善が必要だと判断することができます。

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