地域分析

IMQA MPM地域分析では、国、地域別のユーザー環境を把握することができます。日付、バージョンごとに各国、各地域のユーザーのネイティブ画面ローディング時間、ウェブビュー画面ローディング時間、レスポンスタイム、クラッシュ統計を確認することができます。

全世界の全般的なサービス状況を見ることができるほか、特定の国を選択すると、その国・地域の詳細情報を確認できるため、サービスの障害程度や性能状況をユーザー中心に多方面から把握することができます。

現在、リアクトネイティブプロジェクトの地域分析はネイティブデータ中心として表示されます。 コンポーネントのパフォーマンス分析機能は今後のアップデートを予定しています。

1. 概要

IMQA MPM地域分析は、以下のとおりに構成されています。

❶ フィルター/国リスト ❷ 全ての国オーバービュー

2. フィルター/国リスト

分析日は「現在の日付」を基準に設定されており、日付の移動によって照会できるアプリバージョンを読み込みます。画面下の国リストは、フィルター(分析日、性能指標、アプリバージョン)の選択によって更新されます。

フィルター

❶ 分析日 初期設定は「現在の日付」に設定されています。1日単位で30日前まで移動することができます。

❷ 性能指標

  • 日付 初期設定は現在の日付に設定されています。1日単位で30日前まで移動することができます。

  • 性能指標 性能指標は、以下のとおり分類されます。

❸ アプリバージョン 照会したいアプリバージョンを選択してください。

国リスト

国リストの構成要素は、以下のとおりです。

❶ リストの名前 国コード(ISO)2ケタ

❷ バーグラフ ネットワークレスポンスタイム、画面ローディング時間、クラッシュの収集が問題となる数値以上に測定された場合、IMQAはそれを「問題がある」と判断します。

  • バーのカラーは、「管理 > プロジェクトプリセット」で設定した基準値を超えるデータの比率を問題発生率として表し、問題発生率によって危険度カラーで表します。

  • バーの長さは、最も性能が良くない国リストの最初の要素に対する値の比率によって%で表しています。言い換えると、最初の要素が常に100%となり、残りは最初の要素によってその長さが決定されます。

❸ 数値 各国の性能指標に対する数値(Crashの場合はCrash発生比率) 各[国]をクリックすると、選択した国の「国詳細ビュー」が表示され、詳細情報を確認することができます。[Back]を押したり、選択した国をもう一度クリックすると、全ての国を見られる画面へ戻ります。

3. 全ての国オーバービュー

全ての国に対する各指標の性能に対する基本的なオーバービューと、その中で注視する必要のある性能の良くない5か国(最大)に対するグラフが表示されます。大きな枠で全世界のユーザーの分布を確認することができます。

❶ 全ての国 ❷ 性能下位5国の状況

全ての国

IMQAが収集した各国の情報を地図に表したグラフです。左のグラフはリストで最高数値と最低数値を示しており、全範囲の区間を把握することができます。地図で特定の[国]をクリックすると、選択した国の「国詳細ビュー」が表示され、詳細情報を確認することができます。

性能下位5国の状況

国リストを通して、性能下位5か国に対して1時間毎に収集されたネイティブ画面ローディング時間、ネットワークレスポンスタイム、クラッシュ数を比較してみることができます。1時間毎に変化した推移を表し、画面下の[国凡例]をクリックすると、比較したい国のグラフだけが表示されます。

4. 国詳細ビュー

国詳細ビューで選択した国の詳細な地域別状況を把握することができます。国詳細ビューでは、ネイティブ画面ローディング時間、ウェブビュー画面ローディング時間、レスポンスタイムを確認することができ、クラッシュの国詳細ビューには対応していません。

❶ 国詳細 ❷ 通信会社別レスポンスタイム / 製造会社別画面ローディング時間 ❸ 性能下位5 URL / 画面 ❹ 平均&下位5%レスポンスタイム / 画面ローディング時間

国詳細

IMQAが収集した都市の地域単位の情報を地図に表したグラフです。地図に表示された国とそれによるカラーは、上記リストの基準と同じです。

一部の国は、詳細な地図を提供できない場合がございます。韓国基準では、広域市と道の区分まで表示されます。

  • 全体平均Total AVG: 当該国の平均画面ローディング時間、レスポンスタイムが表示されます。

  • Unknown: IMQAが収集した地域情報以外の内部通信網などの利用によって地域情報がないデータの平均と問題発生率を表します。

  • 問題発生率Problem: IMQAが収集したデータの中で問題となる数値以上に測定されたデータの比率を表します。

通信会社別レスポンスタイム/製造会社別画面ローディング時間

「レスポンスタイム平均」「レスポンスタイムP95」では、通信会社別レスポンスタイムを比較しています。当該国で収集される通信会社によってネットワークレスポンスタイムがどう異なるのか、平均とP95区間はどれほど差があるのかを比較することができます。

「ネイティブ画面ローディング時間」「ウェブビュー画面ローディング時間」の平均とP95では、製造会社ごとに画面を表示する速度を比較しています。同じ内容でも、機器や製造会社によって性能に差があるため、これを把握することができます。

「ウェブビュー画面読み込み時間」平均とP95ではホスト別応答時間を比較します。 Webビュー画面の読み込み時間に影響するホスト情報と速度を確認できます。

性能下位5 URL/画面

「レスポンスタイム」の平均、P95は、レスポンスタイムが最も遅いURL5つ(最大)とURL接続によるレスポンスタイムを数値で表しています。

「ネイティブ画面ローディング時間」「ウェブビュー画面ローディング時間」の平均とP95では、画面ローディング時間が最も遅い画面5つと、それによる画面ローディング時間を数値で表しています。

項目の長さは、最も性能が良くない項目の最初の要素に対する値の比率によって%で表したものです。言い換えると、最初の要素は常に100%となり、残りは最初の要素によって長さが決定されます。

平均&下位5%レスポンスタイム/画面ローディング時間

「レスポンスタイム」の平均、P95では、1時間単位で計算されたレスポンスタイムの全体平均時間(Avg)と下位5%の平均時間(P95)が表示されます。

「ネイティブ画面ローディング時間」「ウェブビュー画面ローディング時間」の平均、P95では、1時間単位で計算された画面ローディング時間の全体平均時間(Avg)と下位5%の平均時間(P95)が表示されます。

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