統計

IMQA Crash統計には、測定されたエラーを基に様々な統計指標が表示されます。エラーがどのアプリバージョンでどれほど発生し、どのようなユーザー環境で主に発生するのかを分析することができます。また、クラス、デバイス、画面を基準にして分析することもできます。

1. 概要

IMQA Crash統計は、以下のとおりに構成されています。

❶ 日別エラー発生状況 ❷ ランク/OS/国別比率 ❸ クラッシュ発生状況(バージョン別) ❹ クラス別エラー比率 ❺ デバイス別エラー数 ❻ 画面別エラー比率

2. 日別エラー発生状況

直近の15日間における日別エラー発生数が記録され、特定の日のエラー発生推移と発生数を確認することができます。

  • クラッシュ発生数:最近15日間の日別クラッシュ発生数をカウントします。

  • Webクラッシュ発生数:過去15日間の毎日のWebエラーログ発生数をカウントします。

  • ANRエラー発生数:直近15日間の日別ANRエラー発生数をカウントします。*Androidプロジェクト

特定の日にエラー発生数が急激に増加した場合は、当該アプリのバージョンに何か変動があったかを確認してみてください。また、その日のセッション数とアプリ実行数を同時に把握すると、何が原因でエラーが多く発生したのか、指標解析に役立てることができます。

クラッシュとANRの区分はAndroidプロジェクトでのみ表示されます。

3. ランク/OS/国別比率

直近の15日間に発生したエラーのランク、OS、国別比率を確認することができます。(保存期間は、顧客会社によって異なります。)

4. クラッシュ発生状況(バージョン別)

直近の15日間に発生したエラーのアプリバージョン別OSバージョンの比率を、累積棒グラフを通じて特定のバージョンで発生するエラー発生数と当該バージョンの最適化程度を把握することができます。(保存期間は、顧客会社によって異なります。)

累積棒グラフにより特定のアプリバージョンを基準とした時の総エラー発生数と様々なOSバージョンの比率を把握することができます。個別のアプリのバージョンの俸にカーソルを重ねると、ツールチップが表示されます。

  • 総エラー発生数: アプリの特定のバージョンにおいて発生したエラー数がカウントされます。

  • OSバージョン別エラー発生数: 各OSバージョンで発生したエラー数がカウントされます。

アプリバージョン別OS比率の指標から、以下のようなことを解析することができます。

1. どのOSバージョンでエラーが多く発生したかが分かります。

2. どのアプリバージョンでエラーが多く発生したかが分かります。

3. アプリのバージョンを基準に、どのOSバージョンでエラーが多く発生したかが分かります。

例えば、アプリ1.5バージョンではOS 8.8.0でエラーが多く発生したが、アプリ1.6バージョンでOS 8.8.0エラーが著しく減少した場合、「アプリ 1.6バージョンでOS 8.8.0バージョンが最適化された」と判断できます。

5. クラス別エラー比率

直近の15日間に特定のクラスで発生したエラーの比率を確認することができます。(保存期間は、顧客会社によって異なります。)

  • エラー発生比率: 各クラスで発生したエラー発生比率が表示されます。

どのクラスでエラーが多く発生したのかを判断できます。

6. デバイス別エラー数

直近の15日間に特定のデバイスで発生したエラー発生数を確認することができます。(保存期間は、顧客会社によって異なります。)

  • エラー発生数: 各デバイスで発生したエラー発生数がカウントされます。

どのデバイスでエラーが多く発生したのかを判断できます。「Unknown Device」は、デバイス情報が収集されていないことを意味します。 Macなどの機器でシミュレータでテストした場合などがあります。

7. 画面別エラー数

直近の15日間に特定の画面で発生したエラーの比率を確認することができます。(保存期間は、顧客会社によって異なります。)

  • エラー発生比率: 各画面で発生したエラー発生比率が表示されます。

どの画面でエラーが多く発生したかを判断できます。「null」と表示される項目は、画面がローディングされる前にエラーが発生したことを表します。

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